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掲載日:2011年07月12日
読解力と五感とケツメイシと

アネモネです
すごく昔の灘校
東大合格者を激増させた灘校伝説教師の授業がありました
なんと授業は中学の3年間を文庫本1冊読むだけ

飴を舐めるというシーンがあれば実際に飴を舐めさせながら読み進むという五感を使う
内容この授業の意図を先生が述べられてました

「“学ぶ力の背骨”です。国語力のあるなしで、他の教科の理解度も違う。数学でも物理でも、
深く踏み込んで、テーマの神髄に近づいていこうとする力こそが国語力です。
それは“生きる力”と置き換えてもいい。スピードが大事なんじゃない。すぐ役に立つことは、
すぐに役立たなくなります。何でもいい、少しでも興味をもったことから 気持ちを起こしていって、
どんどん自分で掘り下げてほしい。そうやって自分で見つけたことは君たちの一生の財産になります。
そのことはいつか分かりますから」

この勉強法は受け手も相当モチベーションや向上心が高くないと成り立ちそうにない気がする
元々ハイスペックな状態の灘の生徒だからであって普通の学校でこれが出来るかなあ
でもすごく面白そうな授業だなー

早速これに感化され教科書に載っていた「山月記」を読んでみました
いつものように流し読みするのではなく情景や温度、質感など自分がそこにいるかのように深く
想像しながら読もうと思ったのですが

学生のとき授業で読んだ本ですがこんなに難しかったっけ
面白かったけど難解な単語のオンパレードで文が気になり過ぎてイメージにあまり集中出来ず

「山月記」で撃沈したその夜に入ったゴハン屋さんでケツメイシの「東京」が流れてました
久しぶりに聴いたけどやっぱりすごい泣けてくるわー
それに一部この歌詞に近いことがあったのでやや感傷的にもなる
本や歌でも実体験に近いものは容易に五感に強烈に響きます

ケツメイシは以前働いていた会社、友人知人などなど周りがファンだらけで車に乗ってる時
やカラオケ行っても洗脳かってぐらいケツメイシばかりで「良いな」とは思ってたけど
大ブレイクした「さくら」で私もすっかりファンになりました
歌はいいねー文化の極みだよー

ケツメイシ - 東京

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